超長文です
日曜の夜に帰ってきて,月曜の夕方にやっと起き上がれるくらいに回復したので,忘れないうちに書いておこうと思います
あったことをそのまま書くので,みなさんが振り返りを書く際の記憶のよりどころになればと思います.
明日の3限の試験の勉強を全くしていない気がするのですが,まあ細かいことは気にせず張り切っていきましょう!
主翼,脚,テール持ちの作業を並行して行ったので,記憶違いなどあると思いますのでなにかあれば追記などよろしくお願いします
【7月24日(水)】
1300 トヨタレンタカー受け取り
13:25 伊都キャン到着 待機
1430 写真撮影 ハイエースで出発
あとであんなことになるとは…
15:40 古賀SA到着 佐賀牛カレーパンを食す
1700 新門司降りたあとのセブンで車検書コピーして第1ターミナル到着
1730 受付終了 チケット受理
1800 ハイエースでフェリーに乗船
よしき,サイドブレーキを見失う
1815 各自船内で弁当
1850出航
阪九フェリー名物パイシュー美味しかった
出港後はお風呂に入ったり,UNOに興じたりしていました.ボーイが強かった…
2200 早めに就寝.エンジン音が心地よかったです
【7月25日(木)】
0530 起床.明石海峡大橋をながめる
0600 朝食.おにぎり2個
0710 フェリー着.大津SAへ.ちょっと渋滞した
0910 大津SA着.配車決め.スコップをハイエースから乗用車へ.シエンタは駐機場.アイシスは彦根アートホテルへ
0940 出発
1100 彦根アートホテル到着.ガソリン携行缶をアイシスに移しハイエース、トラックの人を乗せてアイシスで駐機場に向かう
1115 駐機場の確認を済ませる.アイシスにB4+ボーイで16:00まで自由時間.そば食べて彦根城登ってイタリアンジェラート食べた
1615 アートホテル着.自由時間.部屋にいたら寝落ちしそうだったのでロビーで本を読んでました
1900 ビバシティ彦根の近江ちゃんぽんを食す
2000 ホテル着
2230 ミーティング開始
2330 ミーティング終了
2400 就寝
【7月26日(金)】
0530 起床
0630 朝食終了
0730 彦根到着
0800 土嚢づくり,ブルシとウマの準備
土嚢はのちに軽すぎて作り直すことになったので,しっかり砂を入れたほうがいい.シャベル3~4杯が目安?
0815 トラック到着,荷下ろし開始.一番最初に荷下ろしできたおかげでその後の作業はすごく楽になったと思う.
0840 荷下ろし終了.駐機場がトラックのすぐ横だったのも幸運でした.それと翼に遮光シートをかけたまま積み込むのは天才的なアイデアだったと思います
0900 テント組み立て開始
0930 0胴組み立て,電装尾翼取り付け開始
1100 主翼の損傷を確認.上反部に入れておいたプチプチのおかげで特に目立った破損はありませんでした.
1130 テントの間にブルシをかける
1230 カウル,乗り込みの組み立て
1400 主翼組み立て開始
1450 主翼組み立て終了.全組のときにはあんなに挿しにくかった桁がかなりすんなり入りました.琵琶湖で桁が収縮するパターンもあるんですね.ツンデレかよ.
1530 オンボード取り付け.
1630 取り付け終了.今年はすごい位置についてましたね(笑)
人数はかなりいたものの,陸から湖に向けて4~5m/sの風が吹くこともあったので翼を抑えておくのに人が割かれ,やや人数不足気味でした
ここからは写真を撮る余裕がなくなりました
1630 安全審査
*主翼*
・接合部を埋めるかどうか
・ねじり止めはボルトで止めるのか
*脚*
・ナイロンナットに対してボルトが短い箇所があったので「なっとらん!」と指摘
・防水されているかどうか
・動作のシーケンスの確認
昨年は時間がなくてあまり見られなかった脚ですが,今年はかなりじっくり見られて緊張しました.
審査員の方は2人来られて,それぞれに脚の説明をしました.雰囲気でいうと単純な好奇心に近い感じで,お褒めの言葉もいただいたりしました.
ただ,電装関連が絡んでいるのでリスクが大きいことも指摘されました.
その後は脚蓋試験に入ったと思います.
右脚は何の問題もありませんでしたが,左脚のギアボックスの遊びが大きく,短縮までに時間がかかり,脚が短縮しきる前に緊急が発動して脚が格納しはじめてしまうという状態でした.(最終的に脚はバウンドした後格納していた)
電装にコードを書き換えてもらうのは非現実的だったので,左脚を予備のギアボックス(これもやや遊びあり)に変えたり,逆に両脚とも遊びのあるギアボックスに変えてみたりしましたが状況は改善せず.
結局右脚は元のギアボックス,左脚は予備のギアボックスを使い,最終的に脚が格納されるのならば問題なし,という結論を下しました.
脚回りのことでだらだらと時間を使ってしまったのが今年の反省点かなと.
その後はながちょ,青木さんと極楽湯に行きました.極楽湯のご飯はおいしかったです.
ホテルに到着した後はさっさと寝ました.23:30ごろだったと思います.
このときにはすでに土曜の昼から雨という予報が出ていたので,寝る前にすごく鮮明なイメージトレーニングができた.
【7月27日(土)】
0400 起床
430 彦根アートホテル発.途中コンビニに寄って駐機場へ
0500 琵琶湖到着
シャツに着替えて昨日ダメになったギアボックスの遊びをエポでなんとかしようとするも失敗
山下くんと甲斐くんにねじり箱を託し、ウィングレットのエポの準備をするよう秋山と親分に依頼。1年生に琵琶湖三原則「翼の下をくぐらない、上でものを渡さない、やばいときは大声を出す」を周知してもらう。安原さんと松尾くんに窓を託す。
脚試験は左脚がギアボックスの遊びのせいで短縮しきる前に格納してしまう問題が発生したが最終的にはカウルにバウンドしたあときちんと格納できたので良しとした。
0545
脚蓋電装尾翼試験が終了、簡単にミーティングをしたあと横風が強かったので0胴のみで縦のトリム取り。全組のときとほぼ同じだったのですぐに終了
機体の組み立て開始
水平尾翼スパン3mでもテントから出せて良かったです
左翼を左翼側に移動したあと0-1から翼を挿していった
特に苦戦することもなく翼を挿すことができた.ツンデレかよ
いちおう横のトリムが取れる状態になったので、ノノムラをつけ始めるかどうかを確認(つけ始めたら10分ほどかかるため)。トリムとりの前にノノムラをつけることにした。
タイミングを見つつ各接合の担当者に養生テープ(トリムとりのときに窓を貼り付ける用)、半分クリスタル(窓用)、クリスタル(ノノムラ用)を配布
ノノムラをつけおわってから凪のタイミングで横のトリムとり。全組時と同様1発成功。やったね!
フィレットの取り付け前に脚のリロードを寺西くんと青木さんに依頼。
主翼班員には窓締めに取り掛かってもらった
プラホ上での横風が強かったので0-1接合の1番側の窓のみ一辺しか貼り付けず、プラホ上で取り付けることにした
この辺りから滑空機部門がスタート
横風に煽られどんどん強豪校がドボンしていく
あとから他チームの話を聞いたところプラホの旗が揺れてなくても常にプラホ上では5m/s程度の風が吹きつづけており5m/s以下になった瞬間にゲートオープンしていたらしい
窓も閉め終わったので機体から離れてテントの下に避難。雨をしのぎつつながちょとフライトプランの話し合い
機体が動き始めるとそれについていきながら他チームのフライトを見たり、他チームの人がプラホの状況を話しにきてくれたのを聞いたりしながら話し合い
テールを下げすぎると後ろからの突風で失速する恐れがあるとのことで、最終的にテールは水平+1~2度で行くことになった
桟橋で待機していたほかのチームの垂直尾翼が正面からの風で壊れてしまったので,桟橋上はよほど強い風が吹いているんだなと感じました.
桟橋に入ってから機体を転回,ぼちぼちフライトチームで集まって掛け声の確認など.
スロープの下についたころにはかなり雨風が強くなっていました.
何時くらいから待機していたかは覚えていませんが,時計を持っている人に時間を確認したところ11:00くらいだったので,今日はもうだめだな,と思いました.
このころには体の芯まで冷え切ってガタガタ震え始めていました.レインコートを配ってもらったので着てみるとかなり暖かかったです.
運営の人から,桟橋での大気は危険なので,転回場まで戻るよう指示を受け,桟橋を引き返していきました.このときには巡航速度に近い風が吹いていたと思います.
足立さんにテールを上げれるだけ上げてもらって,0番はミスミウマで保持.
そういえばミスミウマも天才的な発明だったと思います
風が強まったときに0番部分を持ち上げると機体が吹き飛ばされてしまいそうだったので,風が弱まったすきを見てミスミウマの出し入れを行いました.
0番を支えていただいていたみなさん,本当にありがとうございました.
桟橋を引き返しているときにプラホ上で待機していた前のチームの主翼が風で真っ二つに.プラホに上る前に引き返せたのは不幸中の幸いでした.
転回場まで戻って待機していると,今日の競技の中止がアナウンスされました.
その後は何とか機体をもとの向きに転回し,駐機場まで戻っていきました.安全講習会の時点で翌日フライトの可能性は示唆されていたので機体をできるだけ傷つけないよう注意喚起しました.
駐機場に戻るとOBさんから,翼を抜いた瞬間に風にあおられ翼が折れたことがあるので翼を抜くときは過剰なまでに人をつけるようにとのアドバイスをいただきました.
右翼側から風が吹いていたので右翼の1-2から解体.右翼0-1,左翼1-2,左翼0-1の順番で翼を解体していき,とりあえずテントの下で待機してもらいました.
トラックに機体を非難させる必要があったため,0胴を解体しなければいけませんでしたが,電装をできるだけ濡らしたくなかったので尾翼を解体してから0胴をテントの中に移動させ,ブルーシートで雨風を防ぎながら慎重にカウルと電装を解体しました.
乗り込みのスタイロごとビニール袋に入れてトラックまで運び,カウルはハイエースに避難させました.
駐機場では道具たちをテントの中に避難させ,テントの脚を折りたたんで雨風をしのげるようにし,個人荷物を持っている人たちから極楽湯に輸送されていきました.
ぼくはながちょと秋山と一緒に極楽湯に行き,14:00にお風呂から上がって彦根ビューホテルへと向かいました.
彦根ビューホテルに全員がそろってから今後のミーティング.明日ディスタンスが11チームフライとした後にフライトできる可能性があること,そのために残れる人員の把握などを行いました.
15:30頃にミーティングは終了し,宴会開始の16:30まで時間は学会に行かれる村上さんとの写真撮影や,脚と電装の今後の動きを確認していました.
16:30から宴会がスタート.明日へ向けての決起会みたいなものでしたが,OBさんとも話せてとても楽しかったです.
18:00ごろには新入生の自己紹介,新OB挨拶,パイロット挨拶が終わったので,まーしー,江口くん,秋山,親分とトラックの中でびしょぬれのまま放置されている機体を吹きに行きました.
18:30ごろにミーティングを行うため馬場さんが迎えに来てくださったので彦根ビューホテルへ帰還.土曜夜の宿の人員配置を行いました.
結局ぼくとながちょ,大島さんと杉田さんで彦根アートホテルに泊まることに.一足先に3人をアートホテルに送り届けてから,馬場さんにアートホテルに送ってもらいました.
彦根アートホテルの宿泊は4人でしたが,まさかのダブル×2部屋.奇跡的に男女2名ずつなので事なきを得ました.
脚の確認をしてくれていた寺西くんから脚のモーターは死んでいないという報告を受けたので一安心です.
最終的には23:00頃には寝たと思います
【7月28日(日)】
4:10頃に起床.4:40頃に馬場さんが迎えに来てくださったので駐機場へ.
テントを起こしブルシをたたみ,新しくテントを敷きました.前のチームの人たちは撤収されていたので,ペラ機の移動の邪魔にならないよう芝生の上で横に広くテントを展開しました.
主翼はテントの下に外側が下面を向くようにウマに置き,0胴を組み立て始めました.
主翼の損傷は1番flat,2番の付け根当たりの前縁が若干折れ曲がり,0番flatはカウルを取り外す際に大きく損傷していました.
0番flatは張り直しが必要なレベルでしたが,脚蓋電装を優先して修復はあきらめました
ディスタンス機がフライトしていく中電装,乗り込み,カウルを組み立て,試験を行いました.
あの雨の中電装が死ななかったのはかなり良かった点だと思います.
脚蓋電装尾翼問題なく動作しました.
主翼は窓とノノムラの損傷が激しかったので窓は作り直し,ノノムラは取り付けながらカットしていくことに.
1年生は暇そうにしていたので他チームの見学に行ってもらったりしました.
9:00ごろに運営の方が来られて,どのくらいで機体が組みあがるかを聞かれました.
ディスタンスのチームの後にフライトすることが確定したので,LINEで散らばったメンバーに招集をかけました.9:14です.
0-1を挿した状態でトリムをとることになったので,翼を挿す準備を始めました.
テントの中で0胴を回転させ機体を湖のほうに向け,テントを機体の後ろに移動させ,翼に遮光シートをかぶせてから1-2を挿しました.
縦のトリムをとったら機体を湖のほうに動かし,1-2を挿してから移動.桟橋の近くで横のトリムをとってから脚をリロードしました.
ノノムラは製作に1時間弱かかるのであきらめ,前縁部のみにプランクをつけ,それ以外はクリスタルのみで覆いました.
窓は各接合部ウマに乗せてないほうは閉じ,2-3の窓は閉めました.
ウマに乗せたら確か12:00くらい.そこから14:00頃まで待機.各々ご飯を食べたり,駐機場の撤収をしたりしていました.
ディスタンスの最終チームがプラホに上がったくらいで転回場に突入.
無線で「ディスタンス機が飛んでいる間に滑空を飛ばします」と聞こえたので一応馬場さんに伝えた.
転回を終えると主翼の窓を閉めてもらい,自分は翼の下の陰に潜んでました.
運営さんから「プラホに上がったらすぐゲートオープンなので,シートははがしておいてほしい」と頼まれたので,スロープの手前で遮光シートは外しました.
UmedaLabさんがプラホに上がると,スロープの一番上に来るよう指示を受け,待機していました.
実際に見るとプラホの傾斜はやっぱり大きいですね.落ちるんじゃないかという不安が胸をよぎり,イメージトレーニングをしてました.
プラホに上がると転回をして,電装のスイッチを入れ,機体を1時方向に向けてセット.
セッティングの位置は自分の脚がぎりぎり平らな部分に乗るくらい.助走距離はかなりあったように思う.
風は2~3時から2m/s弱.思っていたより横風成分が強くて嫌な感じ.
正対風成分はほとんどないけど無風のときと同じようにテールを下げると右翼があおられるのでテールの角度は水平+2~3度(事前にながちょと相談済み)
ながちょがカウルに入ってから無線で「UmedaLabの機体を回収してからゲートオープン」と聞こえたので気持ちを落ち着かせた.
とりあえず本来のテール持ちの動作を確認しておくと
掛け声をかけてからはながちょの足元を見る.胸のあたりにテールをもって全体重をかけて機体を動かす.
2~3m/sは全力で押す.そこからテールの操作:押す=5:5くらいで走って,ながちょがプラホから飛び立つ瞬間に手を放す
視線はずっとながちょの足元.
今回くらいの水平+2~3度くらいならテールはおなかくらいの高さ.
手を放すときは機体に変なピッチングがかからんようそのまままっすぐ送り出すイメージ.
ゲートオープン
ながちょの足元を見ながらながちょの掛け声を待つ
「OK!」の言い方がいつもと違うぅと思いながら「行きます!2,1,GO!」
テールを押し始める.下り坂の分やっぱり軽い.体感乗り込み練の7~8割ぐらいの重さ.
今回も同じように掛け声をかけた後機体を全力で押す.
2~3m走ったくらいで機体が浮くのが見える.
その後機体が左にバンク.とっさにテールを左に振りながら手を離した.
自分が直感的に「あぶない!」と思ったってことは,夏の2回目の飛行試験で自分が「バンク!」って叫んだときくらいにはバンクしとったと思う.
今思えば2回の飛行試験の経験が本当に生きた.
今年の機体は横風にあおられるっていう事実とそれを実際2回もテールから見てなかったらあの行動は取れんかったかもしれん.
それと乗り込み練でも,横風であおられたときにテールを左右に振る練習をしといて本当に良かった.
Iwataniの飛行試験の動画でイメージをつかんどったのもよかった.
フライトの結果はご覧の通り.
ながちょが無事に着水したのを見届けるとぐしゃぐしゃになって泣いてました(笑)
みんなが変わりばんこに肩をたたいてくれたり,タオルをかけてくれたり…
少し落ち着いて顔を上げるとパンサーの向井さんが見えてちょっと得した気分になりました.
桟橋から撤退した後は一度運営の方に集合をかけるように言われ,木陰に集合,体調を崩した人がいないかどうかを確認したのち駐機場へ.
軍手は見当たらなかったのでOBさんに買ってきてもらい,とりあえず琵琶湖に入る人たちに機体を持ってきてもらいました.
機体を持ち上げたままノノムラさんをカッターで切って,カウルを外している間に窓を開け,ねじり止めを外した.
フィレットを外した時に右脚の写真を寺西くんがとってくれたらしい.
カウルが解体出来たら胴体を抜いて乗り込み部を外し,頭を90度上げてから翼を抜いていった.
トラックはまだ来てなかったが,とりあえずトラックが来るであろう方向に翼を移動させ,待機.
トラックが着次第0→1→2の順番で翼を積み込んでいった.
脚についてはまた別の機会に.
フライト後は津田沼のところに行ってパイロットにアドバイス.そのすきに18の設計さんとも話せた.いろいろと貴重な話が聞けた.
あとはスイカ食べたり琵琶湖に突き落としたり.
新快速で新大阪まで行ってうまいホルモンとビールで乾杯したり.
やっぱり琵琶湖はこうでなくちゃな.