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説明しよう! 〜リブ材・後縁材焼き〜

鳥1年生のみんな!

今週末から始まる、「リブ材・後縁材焼きとはなにか?焼き?」
ということについて、簡単に説明しよう!

ついに初めての「焼き」ですね。
ここでは 1年生の(目線で)!1年生※による!1年生のための!
「焼き」についての説明をふわっとしたいと思います!
後記:ふわっとどころでなく収集つかなくなりました
適宜加筆修正したいけど他にあればたのむ

長くなってしまったので、とりあえず見出しだけ読んでもらえたら
流れがつかめるかと思います。

ただ、作業は実際に参加して覚えていって頂きたいです!

ここで読んだことは雰囲気をつかむ程度で、
作業場に来たら「何してるんですか?」「何したらいいですか?」
さらには「こんなことはしないんですか?」
なんて先輩方にどしどし言っていただきたい(`・ω・´)

焼きってなあに

焼きとは!

勉強会で学んだばかりの言葉を使うと、九鳥では
CFRP を積層しそれを焼き固める 作業のことです。えっ?
えっと、炭素繊維強化プラスチック(以下プリプレグ)を使ったパーツを
作る作業です…焼き固めるので、焼き。CFRPについては割愛(´ω`)

一言で「焼き」と言いますが、準備含め3日にわたって行われる焼きは
ざっくり

1.準備
2.積層
3.焼き

に分けられます。
これからその内容について見ていくよ!

1.準備

焼きの準備って?
これは主に金曜日にします。
行われるのは、以下の3つです。

1-1.部屋の清掃
 プリプレグの積層は、手作業・手作りで行われます。
 焼き固める炭素繊維の間にゴミ・ほこり・髪の毛etc が入らないように、
 部屋の中の物を出して掃除します。

1-2.チャンネル材等の準備
 チャンネル材?
 プリプレグを、「目的の形に、まっすぐに作る」「目的の形を維持する」
 ために、チャンネル材が使われます。
 曲がると困るので、大事に!扱いましょう!またいじゃだめだよ!

 チャンネル材の準備に関しては、「リブ材・後縁材」「スパー」を
 焼く場合によって変わってきます。↓

 リブ材・後縁材を焼く場合?
 リブ材・後縁材は、チャンネル材に直接載せるような形で積層していきます。
 そのため、
  ・チャンネル材のクリーニング
    汚れている場合。または、前年度のMackyが残っている場合。
  ・積層場所のマーキング
    マッキーによってチャンネル材に直接書き込みます
    こんな感じ
  ・離型フィルム貼り
    チャンネル材に直接プリプレグを積層すると取れません
    焼き固めたリブ材・後縁材をはがしやすくするために貼ります。
    上に積層するプリプレグが歪まないように、しわ(別名:悲しみ。
    または、借金。負債。)の無いようにフィルムを貼りましょう!

1-3.土禁
 プリプレグの積層は床で行われます。
 ほこりetc. の混入を防ぐためにも、積層を行うチャンネル材とその周辺は
 土足厳禁!
 一帯をダメフィルムで覆って土禁にしちゃいます。
 ついでにパンツ見せ禁止!作業すれば分かる…( ;゚д゚)

2.積層

 「焼き」といいつつ、恐らくほぼメインの作業です。
 プリプレグを貼り重ねていく作業ですね。

 設計者さんがつくってくれた「発注表(特定の繊維方向のプリプレグを、
 どのように重ねるかの指示)」にしたがって、みんなで貼り重ねていきます!
 発注表の内容によっては天国にも地獄にも変わるとかなんとかゲフンゲフン

 リブ材・後縁材の積層は、今回は土曜に行われます。が、スパーを積層する場合は
 金曜からとりかかる、とっても時間がかかかる重要な作業です。

 どんなふうにするの?
 ということで、リブ材・後縁材の積層は以下の工程で行われます。

2-1.チャンネル材・必要道具etcの脱脂
 離型フィルムが貼られたチャンネル材や、積層に使う道具(スパー積層
 の際には武器など。)を脱脂します。
 これはプリプレグを貼り重ねていく時に、ほこりや油分がつくことで上手く
 貼りつかない、エポキシ樹脂によってうまく圧着しない などを防ぐためです

2-2.Let\’s 積層!
 いよいよ積層(おさらい:プリプレグを目的の形に貼り重ねていく作業)です!

 さて、プリプレグは
  ————————————-
  【ピンクフィルム】 ↑上面
  【炭素繊維】
  【剥離紙】     ↓下面
  ————————————-
 という形をしています。
 そのため、リブ材・後縁材の積層は以下の手順を繰り返します

  ・プリプレグの剥離紙を剥がす(いいかんじに)
  ・マーキングに沿って、まっすぐプリプレグを貼り重ねる
  ・1本
(4-5m)貼り終わったら、ピンクフィルムをはがす
  ・チェック
  ・離型フィルムを重ねる
 

 そして、何に気をつけて積層するのか?ですが

  ・発注表に沿った形で
  ・ほこり・油分・髪の毛etc. を混入しないように
  ・極力歪み(シワとか段差とかね。)のないように
  ・つまりいいかんじ

 積層します!
 こんな感じ!
 まずは最後の項目だけ覚えよう。

 またプリプレグ(繊維状のカーボンのシートですね。)の特徴についてみると、
  ・一定方向の力に弱い(裂けやすい)
  ・熱に弱くほこりを吸着しやすい

 という特徴があります。
 トリアツカイ ガ ムズカシイ ネ!

 わりと注意点とか、匠の技(注:例の特定の作業ではない。手練による技のこと)
 を必要とする多いのも、この作業だったりします。
 心の温かい人はプリプレグもつ専門業についたりするとか、
 プリプレグやバギングフィルム(後述)にシワを作らないとか、
 剥離紙をチャンネル材の上を通してはいけないとか、
 ピンクフィルムの混入を防ぐとか、
 バギングフィルム(後述)に決して穴を開けてはいけないとか、
 そのためにカッターの使い方に細心の注意を払ってほしいとか、です。

 これは何度も積層を繰り返していくうちに、覚えていってほしいです。
 先輩が、きっといつでも教えてくれるはずなので。

 積層という作業には、プリプレグの積層の他に、
 バギングフィルム貼り・キャンディーづくり・離型布貼り、などが含まれます!
 が、リブ材・後縁材焼きではしないので、詳細はいつの日か。いや作業場でだれか先輩が。

3.焼き

 といいつつ、実際に焼くまでもう少し(?)準備が必要です。
 ・ふとん
 ・バギング
 ・設営
 ・真空引き

 リブ材・後縁材焼きでは、基本的には、設営しかしません。
 焼く内容によって変わりますが、スパーを焼くときには全部しますよー!

 ふう、やっと積層したプリプレグをかまで焼きます。
 →イメージ図

 うん。
 「焼き」とはいいますが、炭で火をたくのではなくて、ジェットヒーター
 (通称:JET )から送られる熱風によって、かま(ベニヤ板・断熱材による
 手作り。スパーの長さ+αの大きさ)の温度を上げて焼き固めます。

 ここから先は編集者の都合により続きがない…

 3.焼きの工程になると、疲労により上級生が太陽の光でダメージを
 受け出します_ノ乙(、ソ、)_
 若い1年生の皆さんのフレッシュさが大事ですよ☆(ゝω・)

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