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鳥人間コンテスト2024を振り返ってver.影島 – 九州大学鳥人間チーム 作業日誌
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鳥人間コンテスト2024を振り返ってver.影島

琵琶湖を振り返って

木曜(出発~フェリー内で就寝)

  • 2024/07/25 11:57,バイクで伊都キャン着
  • 2024/07/25 12:48,伊都トヨタレンタカー着 with 部車
  • 桂さん大城富永と合流
  • 2024/07/25 13:14,レンタカーを受け取って三堂と福岡Bで伊都着。ナビの設定が中国語でぜんぜんわからん。
  • 2024/07/25 14:38,トラック前で出発の記念撮影
  • 2024/07/25 17:10,途中で古賀SAに寄ってフェリー乗り場着。ドライバー以外降車
  • 2024/07/25 17:14,ドライバーも降りてフェリーターミナルへ
  • 2024/07/25 17:47,各ドライバー車に戻る
  • 2024/07/25 18:05,狭い通路を抜けてバックで船内に駐車。係員がオーライやってくれる
  • サイドブレーキを強めに踏み込んで降車
  • 2024/07/25 18:13,客室到着
  • 2024/07/25 18:28,風呂行く
  • 2024/07/25 19:07,客室はネットが通じない。不便
  • 2024/07/25 19:13,ひま
  • 2024/07/25 19:37,同じ船室のソフトボールチームのコーチっぽいおじさんとネタTを着たPともりりんが喋っているところに僕が通りがかってちょっとお喋りした。
  • 2024/07/25 19:54,夕食。一人でごつ盛り食ってた。 ねむい。
  • 2024/07/25 20:11,ねむい ねる

金曜(フェリーで起床~彦根観光、安全講習会)

  • 2024/07/26 05:55,起床 朝風呂へ
  • 2024/07/26 06:34,朝食  昨日セブンで買ったシーフードヌードル
  • 2024/07/26 06:58,下船準備
  • この夜は正直あんま寝れんかった。緊張とかではなく定期的に振動がきた。睡眠ぽいものは取れた。
  • 2024/07/26 07:00,全員車へ
  • 2024/07/26 09:25,大津SA着
  • 2024/07/26 09:45,大津SA発
  • 2024/07/26 10:43,アートホテル駐車場着。点呼を取ってM1M2は買い出し、B4は観光へ。
  • 2024/07/26 10:55,安全講習会の場所を確認
  • 彦根勤労福祉会館たちばな
  • 2024/07/26 11:25,彦根城着
  • 2024/07/26 15:46,彦根城行ってつる亀庵で昼食を摂って、公園の遊具で鳥コンごっこして給油してアートホテル帰投
  • 2024/07/26 16:22,アートホテルチェックイン手続き中
  • 安全講習会に持っていく書類に関するとんじょの不穏なツイートを観測するもたぶんとんじょの勘違いだろうということになった
  • 安全講習会は参加者の出席票のみでよいはず
  • 2024/07/26 17:08,部屋入ってシャワー浴びた
  • 2024/07/26 18:00,洗濯する物持ってロビー集合。澤田さんに預ける
  • 2024/07/26 18:18,代表と安全講習会向かってる。会場に駐車できるか分からないのでごんちゃんに送迎してもらった。ありがとう。
  • with 鈴木ゆ富永
  • 2024/07/26 18:39,説明会開始
  • 隣に三鷹、後ろに芸人
  • 2024/07/26 20:07,安全講習会終了。結局出席票だけでよかった。
  • やよい軒で唐揚げ定食を食べた。佑輔さんが奢ってくれました。ありがとうございます。
  • 2024/07/26 20:43,やよい軒発
  • 2024/07/26 20:55,アートホテル着
  • 2024/07/26 21:10,洗濯物受け取った
  • 2024/07/26 22:28,川平、白波瀬、佑輔さん、須貝さん、桂さんで積み下ろしの順序を話した。
  • 川平がテントの崩壊によるカウルへのダメージを心配してた。結構メンタルきてるように見えた。
  • 2024/07/26 22:29,結局、主翼後方、テント、主翼、主翼下になった。やっぱそうだよね。
  • 同期LINEに、琵琶湖で完璧な作業をを目指すな、という旨のお気持ちを表明する。

土曜(前日)

  • 2024/07/27 05:47,起床 朝食
  • 2024/07/27 06:41,ロビー集合
  • 2024/07/27 07:01,ゆうすけさん澤田さんとアートホテル発
  • 2024/07/27 07:27,うまくんでる
  • 2024/07/27 07:34,ゆうすけさんと選手受付に向かう
  • 2024/07/27 07:40,三鷹とんじょと受付待ち
  • 2024/07/27 07:54,wasa 10km超えの大フライト
  • 2024/07/27 08:17,選手受付終わり。各種シールとマナーリーダーのぼうしもらって駐機場に戻る
  • 2024/07/27 08:17,搬入まち
  • 2024/07/27 09:15,積み下ろし20分でおわり
  • 2024/07/27 09:33,テント設営中
  • 風車の会が13キロ飛んだ
  • 2024/07/27 10:25,アルバ着水
  • 2024/07/27 11:20,脚短縮格納動確
  • 垂直ついたカウル組んでる
  • 2024/07/27 11:22,ハンバーガー支給
  • 1個で足りるわけない
  • 2024/07/27 12:26,エアクラ着水
  • 2024/07/27 12:34,蓋が反った
  • 2024/07/27 13:04,大工大着水
  • 2024/07/27 13:18,あたまカウルついた。キャノピーつけてる
  • 2024/07/27 13:19,キャノピーは仮固定
  • 2024/07/27 14:08,機体をバックにインタビューされた
  • 2024/07/27 14:22,L1さした
  • 2024/07/27 14:34,水平つけた
  • 2024/07/27 14:54,蓋リンクの緩衝材が干渉した
  • 2024/07/27 15:03,まだ蓋の干渉取り
  • 2024/07/27 15:21,脚蓋電装成功してオンボードor機体審査待ち。どっちが先かわからなくて対応がむずい
  • 2024/07/27 16:07,オンボード終了
  • 2024/07/27 16:08,L23挿さないかんらしい
  • 2024/07/27 16:30,機体審査終了合格
  • 2024/07/27 17:20,芝田とプラホ見学。翌日朝イチで東北が飛ぶが滑空機のフライト時刻に変更はないと言われる。Discordに投げる
  • 2024/07/27 18:00,もりりん白波瀬一宮とFTでミーティング。原則ヨー方向は真っすぐ、ピッチはプラホの斜面と平行で出すことを確認。
  • 2024/07/27 18:19,FTと谷澤で湖岸発。イオンで夕食と翌日の朝食を買った
  • 2024/07/27 19:03,ホテル着
  • 2024/07/27 19:37,夕食摂った

日曜(フライト)

  • 2024/07/28 02:56,朝飯食って部車でホテル発
  • with FT and TK
  • 2024/07/28 03:10,湖岸着
  • 2024/07/28 03:48,脚蓋電装試験15分前ぐらいに終わり
  • 2024/07/28 03:49,Tシャツもらった
  • 2024/07/28 03:50,電装配線固定
  • 2024/07/28 04:07,メジャーない
  • 2024/07/28 04:10,メジャー発見
  • 2024/07/28 04:18,湖側のテントたたむ準備by ごんちゃんとB2数人。ナイス。
  • 2024/07/28 04:21,隣の津田沼の機体について沖本さんと話す。剛性より薄翼に振った設計。なんでリアスパなんかいれてんねやろ?
  • 2024/07/28 04:22,翼端の桁径は親指ぐらいしかない。ねじれちゃうよ。
  • ~フライト~
  • 2024/07/28 11:18,駐機場戻った。ポカリを飲み過ぎて胃もたれを起こしてしんどい。
  • M2がひとりずつ喋ったりB1が自己紹介したり。
  • 2024/07/28 19:54,宴会終わり。タクシーでアートホテルへ
  • 2024/07/28 20:38,ホテル着
  • 2024/07/28 21:30,西浦と極楽湯着。その後吉野家へ。
  • 2024/07/28 22:59,ホテル着
  • 2024/07/29 02:29,フライトの記憶を文字に起こしてdiscordに投げて寝る

月曜(アートホテルで起床~フェリーで就寝)

  • 2024/07/29 08:37,起床
  • 2024/07/29 09:46,ロビー集合
  • 2024/07/29 09:46,チェックアウト
  • 2024/07/29 10:26,ホテル発。コンビニ寄って大津SA目指す
  • 2024/07/29 11:16,大津着。16:20に泉大津のフェリー乗り場まで自由行動となる。
  • 2024/07/29 12:42,京都駅付近のコインパーキング着
  • 2024/07/29 13:22,京都駅でラーメンを食べる
  • 2024/07/29 16:15,スーパーオークラ着。お酒を買う。
  • 2024/07/29 16:24,オークラ発
  • 2024/07/29 16:39,泉大津のフェリーターミナル着
  • 2024/07/29 17:08,船内に駐車
  • 17:30から飲むことになっていたが、パイロットの引継ぎを書いていたらお腹がすいて、京都で買った551を一気に2個食べたら眠くなってベッドで寝てしまった。21時頃に起きてぱせりのほろよいを2/3ぐらいもらってふわふわしてた。初めてお酒を楽しいと思った気がする。
  • 2024/07/29 23:22,寝た

火曜(フェリーで起床~締め)

  • 2024/07/30 05:13,起床
  • 2024/07/30 05:51,ロビー集合。各車分かれて出発。古賀SAを目指す。
  • 2024/07/30 07:39,古賀発
  • 2024/07/30 08:40,周船寺で給油
  • 2024/07/30 09:07,伊都キャン着
  • 2024/07/30 12:19,テント返却完了
  • 2024/07/30 12:49,レンタカーを返却したドライバーを回収するために部車でトヨレンへ
  • 2024/07/30 13:40,ドライバー拾って伊都キャン着
  • 2024/07/30 14:36,鰻開封 うまい
  • トラックとハイエースを返したドライバーを部車で伊都のオリックスレンタルに回収しに行く。
  • 2024/07/30 16:55,班長代記念撮影。QX-24終了

今年の琵琶湖に関して思ったことなど

  • スムーズで特に反省するところはない。
  • 改善するとしたら、フライト当日のフライトチームの動き出しをもう少し遅くして睡眠時間を稼ぎたい。3:00ホテル発は早すぎる。迎えに行かない湖岸泊組より早く起きないといけない。なんとかならんか。5:15のメディカルチェックに間に合えば十分と思うが。
  • 胴持ち・テール持ちなんかもっと遅くてもいい。
  • 今年は自分がパイロットながら結構運転しまくった。特にパイロットだから運転しないほうがいいとかはないと思う。乗ってる車が事故れば同じこと。本人次第でいいんじゃないでしょうか。
  • シエンタ運転楽しすぎ。行きも帰りも全行程運転してしまった。

1年間を振り返って

今年1年間を僕のツイートとともに振り返りました。長いです。

QX-23のいろいろで、多少肩身の狭い船出となりましたが、幸い作業場所も確保できたし出場もできたので結果的にはそんなに問題はなかったですね。ただ始まった直後はいろいろと不安でした。

23で発覚した例の問題への対処が至上命題でしたが、脚を立てて、テールが離陸まで保持すれば解決するのは明らかなので、さすがに今年はいけるやろと思っていました。

7月・8月

構造設計とパイロットを兼任することが決まりました。あと各班の班長が決まりました。自分は脚班にいて兼班で主翼にいて、どっちかあるいはどっちもの班長をやってもいいなと思っていましたが、人が減りそうなのでやめました。ぱせりと大先生に任せて大正解やったなと今は思います。大先生のほうは筑キャン民でなおかつバイクや車を持っているわけではなく、作業に来る頻度が落ちかけていたので、フェードアウトさせないために班長を押し付けたみたいなところがちょっとあります。筑キャンの廊下ですれ違ったときに「構造設計とパイロットやるから脚班長やってくれん?」って頼んだら「頑張る」って返ってきたので申し訳ねえと思いつつも頑張ってもらうことにしました。移動手段に関しては途中から原付で来るようになりましたね。強い。

早々にテール持ちを芝田にお願いしました。二つ返事で了承してくれたのでほっとしました。芝田にお願いした理由は23で僕が胴持ち、あいつがテール持ちで、几帳面に準備してたのを見てたからです。23のフライト直後にハーバーで喋ったときに悔しそうにしてたのも知ってるし。他にもできる人はいるんやろうけど安心して任せらえるのはあいつしかおらんと思ってました。今年の乗り込み練でも何個も手袋破きながら納得いくまで飛び込んでるのを見て、改めてこいつで良かったなと思いました。本番も完璧なリリースで、正直今年の芝田ならだれでも飛べたと思います。逆にいくら優秀なパイロットでも、離陸で失速したら何もできずに落ちます。あの三鷹でさえ2018年はピッチ上げ過ぎて即落下していますからね。

23が終わってからちゃんと設計の勉強を始めました。おもに沖本さんの例の動画を見ていました。まじであれがある限り九大からトンチンカンな飛行機が出てくることはないと思います。ストリンガーに使うヒノキを胴体にしてエスレン翼の手投げ飛行機を作って飛ばしまくりました。

並行して23の主桁の荷重試験をしました。例年はこの時期にはやりませんが、23の着水が普通じゃなかったのでやりました。前後方向に大きくたわんだため、上反部が一番不安ということで、上反のある2番を焼き直すことを確定し、0,1番を使いまわせるかどうかを確かめるために上反より内側だけにおもりをかけました。剛性というより強度試験なので3Gぐらいまでかけたかったですが、いつもの荷重試験の場所では地面についてしまうので1.5Gで諦めました。耐えてよかったです。3番に関してはそもそも安全率とんでもないので無条件で使いまわすことを決めました。

きょっさん(電装班長)のシムに乗り始めたのもこのころです。

9月

筑波大学で開かれたHPA交流会に参加しました。三鷹MaPPL津田沼がいなくて少しがっかりしました。鳥科とRTRとずっと喋ってましたね。楽しかったです。 22,23とエレベータさえ打ってればなあと思ってたのと、シムでジョイスティックの使いにくさに気づいたのでスロットル式の試作として電動バイク用のスロットルでサーボを動かしてみました。結局ドアノブになりましたが。

リブ材後縁材焼きをしました。主翼がリブ間を150mmに短縮することが決まって、リブ材の量が多くて大変でした。夏休みやし週末じゃなくてもいいやろと思って平日に積層したら、研究室に配属されているB4以上が全然来れなくて積層が21時半ぐらいまでかかりました。

リブ材後縁材と一緒に、主翼がカーボンリブ用のプレート、電装が3Dプリンター製のマンドレルで極短の桁、脚がステンレス製のコの字金具に強化積層をする試作をしました。主翼は試作で2番翼1本をまるまる作ることになりました。班長がぱせりなのに試作の主導権というか思想を持ってるのがもりりんなのでやりにくいのではと思っていましたが、楽しそうだったのであれでよかったのでしょう。このころからもりりんにいじめられた主翼班長がめきめきと強くなっていきました。

鳥キャンに行きました。良い息抜きになりました。ごんちゃんが面白かったです。

阪神がリーグ優勝しました。

焼き直す2番の積層構成を考え始めました。40度層の有用性に気づきました。

設計の定常滑空の定義を変えて、グライダーの一般的な定義と同じにしました。(滑空角と機体軸を合わせた)。

10月

秋TF、胴体桁の設計と焼きをしました。CNC熱線でマンドレルを作る予定でしたが、壊れたので桂さんのGコード生成プログラムを使ってMDFの楕円を作り、弓熱線で抜きました。積層の3日前ぐらいにCNC熱線が治ったので結局全部抜きなおしましたが。

情けないことに体調を崩して、マンドレルの抜きなおしとマンドレル繋ぎを全部同期にやってもらいました。ありがとう。胴体桁は0番側が縦楕円、尾翼側が横楕円になるようなテーパーをかけました。大して意味はないです。ちょっとしたお遊びです。もりりんがそういう桁を幅一定のチャンネル材に置いたときに真っすぐに置けるのか計算したら、断面が相似の単一テーパ―桁でも真っすぐにならないことが判明しました。2,3mmの話なのでまあいっかということになりました。

縦軸と横軸の径が線形に変化するマンドレルの設計ツールをVBAで作りました。

この月がいちばんきつかったです。あとはちょろかったです。

11月

阪神が日本一になりました。作業場で騒いでました。すいませんでした。

沖本さんのツイートで地面効果の逆効きのことを知りました。 この現象には結局本番で出くわすことになります。

主翼のおさむくんの形状を変え、CNCフライスで試作を始めました。アップカット、ダウンカットで比較したり、はめ合い公差を細かく変えたり、アルミ専用のエンドミルで感動したりしてました。ダウンカットのほうが寸法が設計値に近くなります。

12月

2番を焼きました。マンドレルにほぞを作らず、円柱同士を直接発泡ボンドで繋ぎました。(胴体桁のときに一緒に試作してた)。ほぞがいらなくなってマンドレルが2日で作れることがわかりました。

この焼きの時に鳥科がいっぱい見学に来てくれて、桁焼きと並行して一緒に徹夜で上反焼きの試作をしました。楽しかったです。23の全桁焼き直しと胴体焼きで同期がだいぶ強化されていたので、芝田のテールバーの試作も含めて3本同時焼きでしたが余裕でした。

忘年会の余興でやったアンケートで、DMが来たら怖い人とツンデレな人で1位になりました。誠に遺憾です。

1月

のっけから能登半島地震と羽田の事故と北九州の火災がありました。

格納確認機構の回路設計をしていました。役に立たなかったけど楽しかったです。

初めて川野さんとハングに行きました。持ち方が悪いのか肩がめっちゃ痛かったです。結局最後まで正しい持ち方がわからず痛いままでした。

ぱせりがさししろ調整していました。テスト前や帰省で人が少なく、きつそうでした。

2月

脚マウント焼きをしました。去年の前転の対策で脚の角度を起こすために脚回転軸側のマウントのアルミの部分を切り落として付け直しました。

上反焼きをしました。
1本目のドアノブ式操縦桿が完成しました。

3月

荷重試験をしました。揚力がリブを経て離散的な荷重になることに終わってから気づきました。荷重試験の報告書に計算過程を全て残しました。

割と長めの体調不良に見舞われました。

帰省のついでにalbatross(阪大)と堺・風車の会(大阪公立大)の作業場に見学に行きました。

追いコンがありました。

書類審査の発表がありました。受かってよかったですほんとに。

ちょっとアルミ合金に詳しくなりました。A2024最高。

主翼の新しいリブ付けが完成されてきました。

4月

このへんからほぼパイロットとしての役割に集中していきます。

シムのログが見たくて、csvからmatplotlibでグラフの画像を出力するコードを書きました。

週1回だった乗り込み練が週2になりました。

乗り込み練でテイクオフ前後のピッチングモーメントを見るようになりました。

5月

第一回脚蓋電装試験をしました。きょっさんがPWMのピン配置をミスってたことに気づいてちょっと大変でした。あいつならちゃんと解決するのは分かってたんでいじってました。

GWにキャノピー焼きをしました。1回目で木枠が社長に当たって社長が砕けました。キャノピー焼きreal finalまでやりました。(全3回)綺麗なキャノピーをありがとう。

主翼が爆発的な進捗を生んでました。

尾翼試験をしました。特に問題なかったです。

シムを改良してもらいました。

ここからは班長代みんなウイニングランみたいな空気になっていました。

6月

TFを3回しました。最後のTFでいい風が吹いて浮いたので楽しかったです。

シムを改良してもらいました。重心移動による全機の慣性モーメントの変化を計算に入れてもらいました。結果的にこれはかなり現実に近かったです。

7月

全組をしました。

ほぼ毎日シムに乗っていました。

乗り込み練を週3にしました。

マジで平和でした。なんにも問題なかったです。

琵琶湖で飛ばしました。楽しかったです。

後輩へ

まだ3年しかやってないのにおこがましいですが、後輩へアドバイスです。あくまで個人的な意見ですので参考程度に。

同期を消さない努力をする

班長代のときにいっぱいいたほうがいいのはもちろんですが、シンプルに仲間が減るのは悲しいです。B2の終わりまでコンスタントに来てれば耐えます。来る頻度が低い奴がいたらたまに来た時に積極的に喋るとか、同期LINE動かすとか作業に誘うとか。仲悪そうな2人がいたら別々に飯行って喋るとか。

24代も16人ぐらいいたのが10人まで減っちゃいました。それでも積み下ろしのときに偶然ファンキーでおかけんと会って手伝ってくれたり、やまけんがフライト前日に激励のメッセージをくれたりしました。

数字で議論をすること

このサークルあるあるなのですが、ここをこう変えたら結果がこうなる、というときの「こうなる」の部分が定性的なままであることが多いです。全体としてプラスかマイナスどっちに動くかを判断できる人間はいっぱいいるのですが、「どれくらい?」と聞いても答えが返ってこなかったり「結構あるとおもう」みたいなことが多いです。概算でもいいので計算しましょう。計算方法が分からないなら調べるなり誰かに聞くなり。まあどうにも計算ができないことも多々ありますが。計算してものづくりをすることに慣れてください。これをしないと先にやるべきことがあるのに効果の小さなことに労力を注いでしまったり、複数の要因がある場合に判断を誤ったりします。例えば-2-と-2と+5があったとき、全体としては+1ですが、それぞれ負・負・正としか分かっていなければ大体の人間は多数決で負と結論を出しますよね。

リブの寸法なんかもっと雑でもいいと思っています。線の太さががどうのこうのより前に、両面2枚分とフィルムの厚さをちゃんとオフセットするほうが先やろと思いますね。あと翼弦長が違うのに没の基準が一定なのは変だと思います。

意味がないことを意味がないと分かった上でこだわりたいからやるっていうのは良いと思いますが、よくわかんないからとりあえず闇雲に頑張ってえらいねっていうのは自己満足にしかならず、あまり感心しません。

見つけた理由に飛びつかない

上のとちょっと被りますが、例えば作業をしていてぴったり合うはずの線が5mm合わないとなったときに、原因を考えて1個正しそうな理由を見つけたとします。そのときに、それだけで本当に5mmの説明がつくかを考えて、できれば計算もしてほしいです。それをさぼるといつまで経っても根本的な解決にならない可能性があります。

「考えて作業する」のレベルをもっと上げろ

よく「考えて作業したほうがいい」というありがたい言葉を聞きます。間違ってはいないのですが、大体が引き継いだ作り方と材料の箱庭の中で「どうしたら作業が上手くなるか、出来上がりが綺麗になるか」というレベルにとどまっていることが多く、「どうしてこの材料なのか」「どうしてこの形なのか」まで考えている人が少ないように思います。要するに、上から降ってきた設計につっこめということです。

この部品の役割(=設計要求)をまず考えて、それに対して自分ならこうするなあということを考えてください。それと違っていたら比較して、あるいは自分の方法で試作してみて下さい。

曖昧な表現でごまかさない

「精度が出る」とか「良い」「悪い」とか、曖昧な言葉のまま議論していることがちょくちょくあると思います。精度ってなんやねん、良い・悪いってのは何と比べてどれくらい良い?悪い?っていうのをはっきりさせて議論しようという話です。 「精度」に関してうざい話をすると、まず「精度」と「正確度」の違いを理解しなければなりません。精度というのはバラつきがどれだけ小さいかで、言い換えると再現性の高さのことです。正確度というのはターゲット(設計値や理論値)がバラつきの真ん中にあるかどうかを表します。別に言葉の使い方に関してとやかく言う気はありませんが、作業をしていて基準線などが合わないとき、精度と正確度の概念が頭にあれば、作業の方法をどう改善すべきかの方針が立てやすいと思います。(画像URL: https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/knowledge/semiconductor/room/manufacturing/accuracy-precision.html

「綺麗な機体でした」という褒め言葉の罠

まあ言われたら嬉しいっちゃ嬉しいんですけど、九大はこれを言われ過ぎて、闇雲に綺麗な機体を求めている節があると思います。低翼機にして主翼とカウルの接続と滑らかにして、翼の後縁をそろえればこう言ってもらえます。大事っちゃ大事ですが、それが良い飛行機の条件として十分かと言えばノーですよね。バルサ飛行機を飛ばせばわかります。あちこちぶつけまくって翼がボコボコでも初めから飛ぶやつはほとんど変わらず飛ぶし、ちゃんと飛ばないやつはいくらやすって綺麗にしたって飛ばないままです。「良い飛行機ならば綺麗」は真かもしれませんが逆は間違いなく偽です。僕は過去の設計経験者が「綺麗な機体でした」と言っているのを見たことがありません。「頭の良い人の話し方」みたいな本を読んで話し方を変えても頭がよくならないのと同じということが言いたいです。

飛行機を作っている意識はあるか

今年の出場書類にも書きましたが、僕らが作っているのは芸術品ではなく飛行機です。でかいし各班に分かれて作業をしているので、飛行機を作って飛ばす、という全体の大きな流れを見失いがちだと思います。常に頭の中にQXが飛んでいる様子をを想像し続けて下さい。そしてバルサやエスレンで飛行機を作って飛ばしてください。何に注力すべきかが分かってくるはずです。バルサ飛行機をいっぱいやって飛行機の面白さに気づくと、鳥コンで超ワクワクできます。だってあんなでかい飛行機に人乗せて飛ばせるんやもん。そんなんできひんやん普通。

理由を聞かれて「先輩にそう習ったから」は悲しい

悲しい、、、悲しいことです。鳥人間の先輩なんて信じちゃダメです。冗談を言ってるんじゃないです。僕のことだって信じちゃダメです。ろくに計算せずに方針を決めたり、完全に間違ったことを言ってたりします。自分で完全に納得するまで調べて考えてください。班長代でさえも先輩から聞いた理由をそのまま暗記して「ちゃんと考えてる」って勘違いしていることがあります。疑いましょう。

いわゆる「ちくちく」に関して

よく今年の電装班長が言ってたことです。「なんでこここうしたん?」「こうしたほうがよくない?」みたいなやつのことです。より良いものを作るために必要なコミュニケーションだと思います。ぜひとも班をまたいでやりまくってほしいのですが、中にはこういうことを言われた途端、急に顔が怖くなる人がいます。憶測にはなりますが、こなすべきタスクとして作業をしている場合にそういう反応になるんじゃないかと思います。本気で良いものを作りたくてやってたら、外からの指摘がないと不安で寝れなくなります。

もしちくちくして嫌な反応をされたら、次は嘘でもいいので一旦褒めてあげてから同じことを言ってみてください。劇的な効果が表れることがあります。

必要なのは新しいルールではなくルールを守る土壌

片付けとか工具の使い方とか、何回か班長代にきつめに言ったことがありました。いくら新しいルールを作っても、守らなくなれば意味をなさなくなります。また班長代が見ないふりをすることは許可しているのと同じです。自分がちゃんと見せるのはもちろん、ダメなことはダメだと、下からでもちゃんと言いましょう。事故は絶対に起きないように過剰な対策をしなければなりません。めんどくさいから、などという理由で手順を飛ばすのは論外です。

最後に

1年間ありがとうございました。楽しかったです。乗り込み練への協力などチームのメンバーには感謝の気持ちでいっぱいです。僕がバイクで伊都につく頃にはいつも準備がほぼ終わっていてとてもありがたかったです。

結果を抜きにしても、わりと優秀な代だったのでは?とかちょっと思います。

B1/B2へ

鳥人間を楽しめるかどうかは、最初の1,2年でどれだけ作業に参加するかにわりとかかっていると思います。ほんとに知識0の状態なら考えるも何もないので、ひと通りの作り方をまず理解して、自分のアイデアで好きなことをやったらいいと思います。

B3へ

来年は班長代の人数が少なく、来年やばくねみたいなことを言ってる人もいたりして、不安に駆られている人もいるかと思いますが大丈夫です。なんとかなります。大きな飛行機で大きな実験をするワクワクを最後まで持ち続けてください。

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