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第32回大会を振り返る by ぅ

みんなお疲れ様でした.
過去最低のリーダー(人間的な意味で)の三浦が
主観で2008年の第32回大会を振り返ります.

読む読まないはご自由に.’,’7/24(木)
レンタカーがナビに騙されて途中で変な道を進むも,昼前にトラックと大津SAで合流.
昼飯の後も順調に行って13時半にジョイフル周辺に到着.
飲み物とかの買い物に1時間かかり,駐機場着は14時半.

駐機場を見て愕然.1/3は砂浜の斜面じゃねーか!
事前に考えてた配置でテントを置くかどうか,検討に時間をかけすぎた.
こういうことこそ,犬さんに事前に確認してもらうべきだった.
写真を撮っておいてもらえば良かったと後悔.反省点その1.

テントが壊れてるのは毎度のことではあったけど,骨格部分が折れてるのは予想外.
ウマの部材で何とかなって助かった.
コンクリブロックで嵩上げしてテントを建てる方法も結果的には何とも無かったけど
風が強くなるたび不安だった.あーいう建て方は良くないな.

翼の修復は極力しない方針であったことと,風が強くなったことを理由として,
実際の作業はフィルムの破れた水平尾翼の一区間の貼り直しだけ.
トラックの中で翼をチェックして外に出さない,というのは初めての試みだった(と思う)けど
風が強かったし人数少なかったし,正解だったと考えてる.
今後はトラックの中で翼のチェックをできるように積み方を考える(目線が通る隙間を空けるとか)のもありかな.

日中の作業中,日差しを甘く見ていて熱中症になりかけた.反省点その2.
風呂1班目は0時半に帰ってきて,2班目は1時半過ぎだったかな.
この夜,虫をあまり気にしなかった俺は充分睡眠を取れました.

7/25(金)
他チームの搬入があることを見越して5時起き.風のないうちに機体をテントに運べた.
0番-胴体を接合してから配線・カウルを組み終わるまで,練習の時よりはるかに時間がかかった.120分から150分あれば組み終わると予想してたんだが.あれは単に人手の問題か?安全審査が終わったらもう組み直さない方針だったから,いろいろと本番仕様に固定するのに時間がかかったのか?両方か?

安全審査のスタッフがなかなか来ないことでその後の予定が組めなかった.取材スタッフはたくさんうろついてるのに,13時を過ぎても審査のスタッフがいないのには焦ってた.何時頃がいいかっていう事前調査のスタッフが来たのは14時頃か?
「今すぐにでも来てくれ」と言えるだけの準備をしてくれたみんな,すげーよ.15時半から16時になりそうだと言われた安全審査は結局15時すぎにあったっけ?
今年も見事に一発クリア!
「無駄のない良い設計ですね」って言われたよ.審査員の土足は阻止できたけど,3人のうち,おじいちゃんの1人は危なっかしい.カメラもぎりぎりの隙間を通り抜けようとする.来年以降はこの2人をマークした方がいいな.

安全審査クリア後,予定通りキャノピのライン引き.角度計では時間がかかるから,テールの高さを測って角度を出せるようにした方が良かったな.カウルの中は暑くてパイロットの集中力が心配.俺の準備不足だった.反省点その3.

夕方以降の人数急増に対応できるだけの荷物置き場を用意してなかった.反省点その4.
翼のアイロンがけをできる充分なスペースを確保していなかった.要は,1番・2番を最初に置いた場所が悪かった.反省点その5.

俺とかっきーは17時すぎから選手ミーティング.ルールブックには18時からと書かれているが,9時の受付で17時と言われ,実際に招集がかかったのは17:15.テレビスタッフのリハがなかなか終わらなくてプラホに上がるのをだいぶ待たされた.緊張してる(はずの)パイロットを横目に,日差しにやられ気味だった俺はウトウトしてしまった.パイロットをリラックスさせなきゃいけないのに自分がリラックスしてどうする.反省点その6.
結局2時間もかかってプラホ下見終わり.
19時半から安全講習会.車でなくても歩いていけるな.パイロットを歩かせたくはないけど,最悪.実際,歩いてきてるチームもたくさんあった.

プラホに上がったり安全講習会の送りとかやってたら,夕方以降に到着した下級生たちのメシ・風呂の取り回しがいっぱいいっぱいだった.他のメンバーがうまく回してくれたようでありがたかった.

機体はフタが閉まらないという面倒な状況に.フレームが歪んだ状態で取り付けられた結果,うまく閉じなくなってしまった.物理的に解決するだろうとは思ってたので,閉じるようになったという知らせを聞いて軽く安心した.
サーボのノイズは今年は全く出ず.最高.

21:41着の新幹線組を迎えにいってそのまま風呂へ.戻ったのは23時半くらいか.アイロンがけが終わってて助かった.

1年生の応援練習は0:15までにしてトラックで寝てもらい,作業のない人も早く寝てもらうことにしてたら最終的な全体ミーティングをできなかった.伝える必要のある事項は個別に伝えられたからいいんだが,チーム全体のまとまりとしてどうかと….ここで坊主にした意味とか言うつもりだったのに機を逸してしまった.

0番周りのシミュレートを一通りして,手順を確認.最終的に寝たのは2時半から3時頃.
しかし虫がねぇ….

7/26(土)
この日も5時起き.テントの移動は下級生がちゃんと動いてくれたおかげでスムーズにいった.前夜の心配は杞憂だった.機体の組み上げも,練習の甲斐あって滞りなくいったと思う.逆にあまりに早く組み上げすぎたくらいだった.今までギリギリで組みあがることが多かったから,ビビってかなり早い時間に組んでしまった.結果として,暑い中で機体の補助をするメンバーが常にいる状況になって,申し訳ないことをした.

移動しろとは言われてないのに勝手に動いて,写真撮影.クソ暑い中で機体を保持してるメンバーの水分補給より自分の水分確保を考えてゴメンナサイ.移動中は,過去最高に落ち着いてたつもり(個人的にはパイロットじゃないってこんなに気が楽なのかと思ったんだが…).他の人には,やっぱりぎゃーぎゃーわめいてるように見えてたかも.

桟橋からプラホに上がれる人間は,この日の朝に決定したんだけども,当人たちだけでなく全体に周知しとくんだった.いざ人数が減るってときに,誰が残っていいのか微妙な感じになったからな.反省点その7.
去年はパイロット込みで13人と言われたらしいが,今年は何にも言われなかった.結局パイロット込みで14人で上がった.何か言われたら下ろすくらいで多めに人数を確保しておいてもいいんじゃないか.その分,ハーバーでの回収作業人数が減ることになるかもしれんが.

去年と同じく斜面手前でサーボメインスイッチオン.調整と動作確認.水平尾翼は快調.プラホ上はおよそ1時の方角から風.10mをフルに使えるように機体を細かく移動.

気付いたらのりおが消えてた.あれ?
赤旗持ったスタッフが立ってて,ゲートオープンって言っていなくなった.
「OKでーす」
「行きまーす」
「はいっ」
「2,1,Go!」
ふわっと出ていって,高度は落ちない.
フタが閉まる.左脚が閉じる.
また右脚か!と思ったら時間差で閉じた.
ここでひと盛り上がり.
機体はまだまだ飛んでいく.
柿木コールの声が枯れてしまうほど,長い時間飛んでた.

結果は皆が知ってる通り.素晴らしい.

回収場所でもっとまったりできるかと思ったら,テレビ局側からの待機指令により回収作業を見れずみんなと離れて後続機を見る.フライト後にOBさんと談笑しながら見てるなんて,贅沢な時間.

テントに戻ってから,徐々に動きが鈍くなりいつの間にか完全にスイッチオフ.気付いたら取り残されてました.予想通りだな.

夜の宴会では,みんなが口々に「今年はキツかった」と言うのが耳に痛かった.結果が出てなかったら,みんなに合わす顔がなくて失踪してたところ.

そんなこんなでQX-08のフライトは終わりました.
現役のみんな.
どうもありがとう.それから,ごめんなさい.
今年はキツかった.楽しく作業できたことはどれくらいあったでしょうか.機体を作り上げることを優先した結果,楽しさを疎かにしてきました.自分が先輩たちから学んだのは「楽しく」やることだったのに,それを後輩に伝えられない.そういうもどかしさは常にあったんだけど,どうにも,俺には力不足でした.去年・今年と記録は出しました.きっと,これからも記録は出るでしょう.来年以降は,どうしたら楽しく作業できるか,しっかり考えてみんなで協力して実践してください.

OBの皆様.
今年は素晴らしい結果を残すことができました.自分たちの代は,たまたまおいしい学年だったにすぎません.先輩たちのいろいろな積み重ねがあり,加えて有形無形のご支援があったおかげです.ありがとうございました.新OBとして,これからもよろしくお願いいたします.

とりを続けてきて,ホントに良かった.
上から下まで,いろんな人たちに出会えて本当に良かったと思ってます.
どうもありがとうございました.

うわー,去年の三木さんのよりも長いかな…(と思ったけどそうでもないみたいだ).

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