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鳥人間コンテスト2014を振り返って ver.重冨

皆さんこんにちは.そして鳥人間コンテストお疲れ様でした.QX-14代表の重冨です.
今年の琵琶湖は近年まれにみる暑さだったのではないでしょうか?重冨さんはラストイヤーもしっかりくっきりサンダル焼けしてしまいました.今後数年間は消えないこのサンダル焼けを見て,QX-09~14を思い出すんでしょうね(笑

さて,忘れないうちに今年の琵琶湖(出発~フライトまで)を振り返ってみたいと思います.例によって長文なので,テストが終わった人からゆっくり見てみて下さいな.
ちょっと昔のことにも感じられますが,トラック出発の日から振り返ってみましょう.

◆07/23(水) フェリー組出発◆
例年通り,今年も水曜出発でした.

12:50 レンタカーを借りて出発の準備
伊都イオンでフェリー組の夕食と朝食,飲み物と氷を購入しました.今年は無理を言って(?)駐車場を貸して下さった結婚式場と,諸々でお世話になった彦根の弁護士事務所にそれぞれ福岡土産を買いました.

14:50 記念撮影
15:00 フェリー組出発
その後,箱崎キャンパスで待つ元松をピックアップして各車とも無事にフェリー乗り場へ到着.箱崎周辺は夕方の混雑でひどい渋滞に捕まっちまったんじゃないかと内心ヒヤヒヤしましたが,なんとか福岡ICにたどり着いてからは順調でした.しょっぱなから心配したくないので,来年からも出来るだけ伊都キャンパスから直接フェリー乗り場へ移動するように予定を組むべきだと思います.

18:40 フェリー出発
某メンバーのお父様のお見送りもありつつ,フェリー組とQX-14は無事に出港しました.本当に最後の最後まで多くの人に支えられてサークル活動ができることを実感しました.

◆07/24(木) 彦根市へ移動◆
設営前日となるこの日は,会場への移動と事前の準備をしました.

6:00 起床
船の振動もあってあまり眠れなかった人も多かったかもしれませんね.俺もテンションは上がってたものの疲れは残ってたかも.前年からの反省を踏まえて魔の京滋バイパスを避けるため,全車のカーナビの目的地を大津SAに設定して出発しました.

8:30過ぎ 大津SAに到着
今年はここで1時間半潰しました.疲れもあってその場では京都観光でもすれば良かったと後悔しましたが,そもそも朝っぱらから開いている観光地は無いですね(笑) 結婚式場の様子を見るために9:50に先発のシエンタ2台が大津SAを出発,10:00ごろのトラックとシエンタ1台が大津SAを出発しました.

11:00 結婚式場 到着
今年は結婚式場(駐車場)の運営が大きく変わるかもしれないと心配していましたが,心配をよそに結婚式場も無事に開いました.まずは,トラックの中身の確認…,今年も損傷無し!!さすが,うちの優秀なトラックドライバー井戸本は違いますね.続いて機体駐機場は…,去年のひとつ隣なだけあって昨年と大きな違いは無し.今年の駐機場のサイズは14.2m x 9.7m (草地のみの寸法)でした.大会事務局によればこの草地も年々砂浜に変わりつつあるそうです.地球温暖化?

その後はカインズ買い物へ行ったり.車に分乗してご飯に行ったりしました.重冨車は元松たってのスシローでお昼,のち彦根城に行ったり(1年ぶり2回目),ひこにゃんに会ったり(これも1年ぶり2回目)と自由奔放な昼下がりを過ごしました.ヘロヘロになりながら彦根城の天守まで登りましたが,遠くに見えたプラットホームの色が緑色から青色に変わっているのを見た時はちょっと違和感を感じました.代表がこの程度で疲れてどうすると山我に突っ込まれましたがまさにその通りですわ.

16:00 ホテルチェックイン
旅行係さんが予約してくれていたホテルにチェックインしました.いつものホテルよりも会場から遠かったものの大きな無料駐車場もあってなかなか良い所だったと思います.(いざとなったらここを木曜日の中型トラックの駐車場代わりにしてもいいかも?)

ここから吉松や山我を巻き込みながら弁護士事務所へのご挨拶と,琵琶湖での会計を簡略化するために極楽湯の風呂券を事前購入しました.(合計110枚だったかな?受付のお姉さんが引いてました.)

その後,19:00過ぎに石丸と彦根駅で合流後夕食をとりました.夕食後はホテルのロビーを貸しきってミーティング.(ここも今回のホテルの良かった点!)ここで事前に計測した駐機場の寸法を基にテントの張り方を打ち合わせたり,翌日の動きを確認しました.翌日の降水確率が低かったので,夕立と熱中症には気をつけなくてはと考えていました.

解散後は自由時間にしましたが,昨年の反省を踏まえて次期代表の吉松と軽くミーティング.土曜日の寝床をどうしたい?とか去年自分が現場で困ったことを繰り返さないようにアシストしたつもりです.新代表にあれこれ言えるタイミングも無さそうだったので,ここで色々伝えたつもりです.頑張れ新代表!

その後は石丸の部屋で,代表とパイロットと師匠とシミュレータで遊んでいました.この時点での天気予報ではプラットホーム向かって9時方向から弱い横風が吹く予報だったので,可動用を取り付けるかどうかパイロット共々迷いましたが,結局可動用を取り付けることに.この時点ではこの予報がどの程度当たるのか分からなかったからです.

働き詰めだったので,この日はベッドに倒れこんだまま眠ってしまいました.テレビつけっぱなしで.

◆07/25(金) コンテスト前日◆
この日は朝から鳥人間コンテストの設営をしました.色々とイレギュラーなことも有りましたが,皆さんのおかげで概ね順調に進んだと思います.日付が変わる頃には,無事にメンバー全員が会場に集合しました.個人的には可動用と固定用どちらの垂直尾翼を取り付けるべきか悩み続けた1日でした.

6:30 ホテルにて朝食
旅行係さん,朝食時間の交渉ありがとうございました.今回のホテルは20名以上同時に朝食を摂ることができる素敵な食事スペースがありました.

7:30 結婚式場到着・荷降ろし開始
車で結婚式場に向かうと,早速問題発生.駐車場のチェーンつけっぱなしじゃん!結局,隣のちゃんぽん屋さんから湖岸道路に侵入して結婚式場に車を入れる事が出来ましたが,結婚式場の人にもっと詳しく駐車場のオープンを聞いておけば良かった.反省点その1です.

8:00 鳥コン受付
受付と同時にパイロットの着衣審査がありました.が,ホテルで石丸から本番の着衣を受け取っておくのを忘れて,少し遅れ気味で受付しました.(本当は一番乗りで受付を済ませたかった.)反省点その2ですね.受付自体はまだ早い時間帯だったからか10分程度であっさり終わりました.シール1枚目GETですね!ちなみにこの時は安全審査は13:00からだと説明されました.早っ!

8:00~設営開始
その頃,駐機場では井戸本の指示の下,テントを順調に設営してくれていました.9:30には0番と胴体を刺すことができたことからも,いかにみんな頑張って設営してくれていたか分かります.例年通り,電装・乗り込み・尾翼・脚に優先的に作業を始めてもらって残りのメンバーで設営を続けました.ここで,トリム取り用のベニヤ板が発電機の重みでバキバキに折れてしまいましたね.来年からはもっと分厚いものを買いましょう.他にもサブメインスイッチの設計について電装班とパイロッの間でコミュニケーション不足があったようで,少しヒヤッとしましたが押し方などの工夫でなんとかなったようで良かった.垂直尾翼はひとまず可動用を取り付けてもらいましたが,この時点では付け替えも考えていました.時々風を気にしていましたが9時ごろまではほぼ無風,午前中は南西から弱い風(横風)が吹いていました.明日もこの風じゃラダーを付ける意味が無いじゃねえか.

お昼ごはんの後は乗り込み・電装班の作業が終わってからカウルの組み立てがスタート.フタの調子が悪かったようでカウル班が苦戦していましたが,まさかこの戦いが夕方まで続くとは.その後,事前番組の取材を受けて心に深い傷を負いつつ(どうせ全カットです),安全審査に向けた作業を進めてもらいました.とにかく暑かった.風は強くなりながらやや西よりに変化.もう少しホテル側から吹いてくれればラダーを使う場面があるかもと期待していました.

安全審査が来たのは結局15:00.今年の安全審査メンバーは例年と違う人だったようで,タイミングの悪いことに石丸と自分が取材中に安全審査を始めようとされたため焦りました.せめて代表がいるかどうかくらい確認してほしいものです.結局尾翼やカウルのフィレットなどがついていなかったためこの時の審査は後回しになりました.風速・風向は変わらず.

お隣の創価大学の安全審査が終わった後(15:30ごろ?),再び安全審査.今年は陸側(右翼)は組み立てず,琵琶湖側(左翼)の3番まで組んだ状態での安全審査でしたが,主翼に関する指摘は全くありませんでした.修正点は4つ.①乗り込みのスタイロ下の電線をテープでスタイロに巻きつけること,②コックピット内でパイロット側に露出した胴体スパーを緩衝材で保護すること,③水平尾翼付近の胴体コードのコネクターを保護すること,④水平尾翼のサーボ穴の保護,でした.①②③はごもっともですが④には少し戸惑いました.水平尾翼のサーボ穴を完全に塞ぐことはできないので,サーボ穴を出来るだけスチレンで覆うことで審査に通過できましたが,今考えてみれば根本的な解決になっていませんね.安全審査で指摘を受けたときには具体的な解決方法まで確認しておいたほうがいいかもしれません.この時もオンボードカメラの搭載がまだだったため,安全審査合格のシールはもらえず.指摘された点を修正しながら今度はオンボードの人を待つことになりました.風はホテル側からの横風(北風)に変化.この時期の琵琶湖の典型的な風の変化です.

オンボードカメラの設置班が来たのは,なんと17:00!オンボードカメラの搭載チームが大幅に増えた影響でしょうか?対応は吉松にやってもらいましたが,ここでも色々とあったようです.

17:50 プラットホーム見学,のち安全講習会
17:30ごろ大会本部のアナウンスで集合がかかり,石丸とチャリでプラットホームへ向かいました.まさか鈴木拓がプラホ見学に来るとは夢にも思わず目の前に現れた時には面食らいました.プラホの上では,久我(テール持ち)がスライディングする目安のプラホ端から4mの点と,毎年主翼が当たりそうになる手すりとクレーンカメラの位置を確認しました.まあ例年どおりでしたが,機首方向のセッティングは11時半方向がやっとですね.

駐機場に戻るとオンボードカメラのスタッフさんがまだ作業中!何か問題があったのかと不安になりましたが,何故か安全審査のOKシールはオンボードカメラの設置が終わる前にもらえたそうで良かった.なのはともあれシール2枚目GETです!夕飯と新幹線組の迎えは井戸本に任せて,休むまもなく石丸とシエンタに乗って安全講習会へGO.

安全講習会で言われたことは大きく3点.①熱中症と怪我に気をつけること,②当日の気象について,③飛行における注意事項,でした.②の気象については特に気になるところだったので,安全講習会終了後にウェザーニューズのスタッフさんを捕まえてお話を聞きました.朝は凪で昼から弱い湖陸風が出る,風向はプラットホーム9時から10時の横風方向って,ラダーを付ける意味が全くないじゃん!と石丸とぼやきながら話していました.この時こそは本気で固定用の垂直尾翼に付け替えようかともおもいましたが,せっかく作ったラダーを全く使わないのも勿体無い…今回判断に困った場面でした.

判断には本当に悩みましたが安全講習会の帰りに石丸とあれこれ話した結果,可動用で行くことにしました.その理由は,たとえラダーを動かす必要が無い場面でのフライトになってもラダーを打ってその効き具合を見ることで来年以降の設計に活かす!ということです.可動用と固定用のどちらを取り付けても風の吹き方によっては有利にも不利にもなる状況で,今回は自由度の高いフライトができる方を選択しました.

その後は,テントに戻って新幹線前半組をお迎え.のちご飯とお風呂とめまぐるしい夜でした.
テントに戻ってからは,新幹線後半組を他のメンバーにまかせて少し早めに休みました.毎年のことですが,浅い眠りを2時間くらい取った気がします.要するに全然眠れませんでした(笑)

◆07/26(土) 鳥人間コンテスト◆
さて,いよいよフライト当日です.そして現役最後の日.

5:00 起床
5:30 朝食・ミーティング
OBさんに朝食を買ってきてもらい,軽くミーティングをしましたね.伝えた内容はほぼ安全講習会で言われたことと同じです.

6:00 作業開始
朝食終了後から,脚・フタの動作試験と尾翼のフィレット周りの作業をしてもらいました.新入生は応援の準備をしてくれていたようです.打ち合わせ通り必要ないテントを潰していきました.この時は全くの無風.

7:00 0番と胴体がテントOUT
尾翼のフィレット周りの作業が終わり次第,0番胴体を琵琶湖に向けてトリム取りと水平線引きをしましたね.ラダーの固定もテントの中でやってもらいました.読売のスタッフさんから移動を促されたときにフィレット周りの作業中だったため,一旦作業をやめさせることも考えましたがもう少しで終わると判断して少し待ってもらいました.しかし,なかなか作業が終わらず.テープ数枚で大きく重心位置が変わることも無かっただろうから,ある時間で作業を区切って先に移動を指示しても良かったかもしれません.反省点その3ですね.

7:30 移動開始
結局,1番と2番を全く取り付けていない状態で移動開始.200mくらい移動したでしょうか?書き間違ってしまったため,移動先でもう一度再び水平線を引いてもらいました.ちなみにこの時,書き間違えた水平線も消し忘れてしまいました.石丸によれば飛行中に水平線を間違って見てしまったようで,今思えば気がついた時点で消してしまえばよかった.反省点その4です.この時は移動から焦って心の余裕が無かったと思います.代表が焦ってどうする.その後,機体を180度回転させて遮光フィルムをかけながら1番・2番とつなげていきました.今年は翼の接合部が綺麗に仕上がっていましたね.組み立てが終わってからは遮光フィルムを外して横トリムを取りました.今年は飛行試験を2回したこともあって組み立て自体は手早く済ませることができたと思います.長い長い待ち時間の始まりですね.風はやや横風気味で強まり始める.

9:30 記念撮影
待ち時間を利用して,今年は機体を囲んだいい写真を撮ることができましたね.機体を支えてくださったOBの皆様,写真を撮影してくださった犬塚さん,ありがとうございました.応援をする人は集合時間があるため10:15にテントに戻ってもらいました.この辺りで向かい風が強まり石丸と作戦会議,テール持ちと翼持ちに声かけをしておきました.強い向かい風が予想されたので,尾翼のニュートラルは0度でいくことにしました.ちなみに可動用垂直尾翼の舵角は飛行試験の結果を考えて±3.5度でした.転回点近くでは作戦通り垂直尾翼の固定を外して予備電源に切り替えてもらいましたね.

11:20 転回点到着
予想通り機体の転回もギリギリ!ウチの機体は転回しようとするとプラホの根本の陸側の木に右翼がぶつかりそうになるので,今年はあらかじめ大声で人払いをしました.ホテル側からやや強い風が吹いてきたためテールはめいいっぱい上げて機体が飛ばされないようにしてもらいました.

12:00ごろ 色々と事件発生
最大の事件はIwataniさんのセッティング中でした.プラホ箱をみたところメジャーが無ぇ!どうやら急いてテントを離れたため,忘れてきてしまったようでした.結局どうしようもなくて体調の悪かった井戸本をテントまで走らせる羽目に.反省点その5です.本当に最後の最後まで迷惑をかけ続けた代表を許しておくれ.その他にも脚が閉じてしまうトラブルもあったようですが,特に問題は無かったのかな?俺はカウルの下が賑やかだなーくらいしか感じていませんでした.桟橋上でのエアー乗り込み練もスペースが狭いながらもなんとかすることが出来ました.

遮光フィルムは前のチームが出発の準備を始めたタイミングで外しました.後縁が曲がらないかどうか不安に思いましたが,今年の後縁は直射日光を受けても綺麗でしたね.

12:30 プラホの上に到着
今年は当初の予想よりもだいぶ早めにプラホに上がることができました.発進位置の測定と同時に風速を測定したところ,なんと驚きの向かい風4.8m/s!ほとんど息をしていない!なんてこったい.
石丸と佐々木さんに話を聞きに行ったところ,風上は12時半方向,プラホ上で4m/s(手元の風速計ではもう少し強かった?),高度2mくらいで2m/sに弱まるとのことでした.風上方向に正直に飛ばしては記録は伸びないと考えて発進方向は11時半にしました.石丸が取材を受けている間にテール持ちと翼持ちに声掛けもしました.うざかったかもだけど重冨さんからの愛です(笑

取材後は何故かラダーを動かしてほしいと言われ,ラダーの動く様子を撮影.ウチの機体の一番の特徴といえば左右非対称なんですが,出場申込書でアピールしたからでしょうか?撮影の直後にはちゃっかり水平尾翼・垂直尾翼の動作チェックもしました.発進の直前に佐々木さんからの指示で機体をやや右に(脚を接地したまま)引きづったことが気がかりでしたが,あのタイミングでの指示はどうしようもなかった.

あとは打ち合わせどおりでした.ちなみに今年は発進前に風向風速を読み上げる役をすることになっていました.これが最後の御役目ってやつですかね?

外村さん「ゲートオープン!」
重冨  「風,1時方向から4.3,4.4!クリアです!」
石丸  「OKです!」
久我  「行きます!」
翼持ち 「はい!」
久我  「2,1,GO!」

次の瞬間,目に飛び込んできた映像があまりにも衝撃的で驚きましたがすぐに機体は降下.ぐんぐんスピードを上げて琵琶湖の上を飛んでいきました.
結果はみんなの知っての通りです.素晴らしい.

毎年フライト中に大声を張り上げて声を枯らす俺ですが,今年は笑いが止まりませんでした.
やるじゃねえか石丸!思いきりの良いラダーの使い方してくれるじゃねえか.本当にお前は大したパイロットだよ.ってなことを考えていたような.
翼持ちもテール持ち緊張の中で良くやってくれました.プラットホーム上での発進はほぼ完璧だったと思います.

着水後は珍しくボロ泣きして,ただただ「良かった」と「ありがとう」と言い合ってたような気がします.
「これで全部終わったんだ」と思うと,嬉しさと寂しさと達成感で感情が抑えきれませんでした.泣いたの何年ぶりだろう?(笑

◆これから鳥人間チームを支えていく皆さんへ◆
これで,今のM2の代の物語は終わりです.
本当に素晴らしい先輩・同期・後輩に恵まれて,本当にいい経験をさせてもらうことができました.

最後のあいさつが2日目の天候の急変のおかげでなあなあになってしまったので,この場を借りて後輩へのメッセージを伝えたいと思います.今後大切にしてほしいことです.

1,積極的に新しいことにチャレンジすること.
今年は九大初のラダーをはじめとして,その他にも主翼の接合部や尾翼の前縁,電装などいろいろな面でチャレンジがありましたね.何かを変えるということは本当に労力がかかることですが,毎年機体をゼロから作る学生チームにとっては毎年毎年がチャレンジを積み重ねるチャンスだと思います.新しいことに積極的にチャレンジするチームとしての流れをぜひ大切にして,試作→評価→チャレンジを進めてほしいなと個人的に思います.QXのXはeXperimentalのXですからね.

2,考えること.自分の意見を持つこと.
特に下級生の皆さん.作業をしている中でふと思ったことがあれば先輩に話してみましょう.私自身が感じてきたことですが,先輩に言われて作業するのは鳥人間チームの楽しさのほんの一部分で,本当の面白さは「この部分をもっと良くするにはどうすればいいだろう?」と考え始めてからです.皆さんの一つ一つの疑問や気付きが,新しいアイディアやもしかしたら新記録につながるかもしれないからこそ鳥人間は面白い!知らなくて当たり前なんですから,間違いを恐れずに先輩を困らせてやりましょう.
そして上級生の皆さんはぜひ下級生の話に耳を傾けて下さい.私もそうでしたが新しいアイディアを提案されるとついついネガティブな面を見てしまいがちになるんですよね(笑)そのアイディアで何が良くなって,何が悪くなるのか?そのアイディアをより良くできないか?後輩と一緒に膝付きあわせて考える時間があってもいいじゃないですか.

3,まわりの人を大切にすること.
最後に,皆さんには味方がたくさんいることを忘れないで下さい.OBやOGだけでなく,学校の事務員さん,守衛さん,活動に必要な資材や場所を提供してくださった方々など,皆さんが知らない側面からチームを支えて下さる方は本当にたくさん居ます.これからもまわりの人を感謝を忘れずに,夢を追い続けてほしいと思います.

◆最後に◆
最後にお礼を言いたい人がいます.

まず,同期のみんな!
去年の代替わり前に誰が代表をするか話し合おうとしたとき「お前しか居ないだろ!」と言ってくれたみんなの期待に添えたかどうかかなり心配です(泣) 本当に頼りない代表だったけど,ここまで付いてきてくれたことに感謝しています.井戸本と田中さんが居なければこんなにいいチームも結果も生まれなかったと思うし,三宅・西森・山我も忙しい中で作業に参加してくれて本当に助かりました.特に井戸本にはどっちが代表か分からないくらいに働いてもらって,本当に迷惑かけたなと思います.作業スケジュールを大きく変更してもなお,作業が滞りなく進んだのは井戸さんのおかげです.1年生のころ模型を完成させた後の打ち上げから薄々感じてたけど,この代の一員として鳥人間の5年半を過ごせて最高でした.ありがとう!

次に,後輩のみんな!
長い人で5年間(人生の1/5!)お世話になりました.特に石丸は不安とかプレッシャーとかある中で本当によく大役を務めてくれました.今年は飛行試験で機体を落としてしまったという状況の中で,機体を信頼してフライトしてくれたことには本当に感謝です.各班のリーダーも,毎月の会議で力強く作業報告してくれる姿はとても頼もしかった.下級生も含めて来年の琵琶湖で俺が思いつきもしなかった新しいアイディアを披露されるのを楽しみにしています.自分の代では実現できなかったけど,みんなが学生初の400mの壁を破ってくれることを期待しています.後は任せたよ!ありがとう!

最後にOB・OGの皆様.
1年生の頃から本当にお世話になりました.特に期間が重なっていた先輩方には作業も1から教わりましたし,飽きっぽい私が5年半も鳥人間を続けてきたのも先輩方から作業の面白さを教えてもらったからだと思います.本当にありがとうございました.今後は新OBとして,よろしくお願いします.

書きたいだけ書いたらとんでもない長さになってしまった!そしてクソ真面目に書きすぎました!(笑

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