全組で脚の欠陥が発覚して満身創痍のB4の藤林です.
一週間で何とかします.
では,進捗報告です.
・脚:要因の特定と対策の確定
・脚電装:動作試験
・電装:ラダーエレベーターの調整
・P:ハング
・乗り込み練
夜遅くまでで動作試験のご協力本当にありがとうございました.
今回の脚の欠陥の件で,メンバーに不安な思いをさせてしまったこと,鳥コン前,定期試験前の貴重な時間を奪ってしまったこと,本当に申し訳なく思っています.
残り一週間で,全員が安心して機体を預けられる脚を必ず完成させます.
試験を通して対策の妥当性が確認できました.
対策は以下の通りです.
・脚のコの字部の長さを10mm延長した.
・実際の荷重をかけ,コの字が回転するトルクがかからない位置で角度出し.
・層が剥離した部分は切り落とし,アルミで代替した.
サーボのトルクがかかってない状態でもコの字が外れることは無く,格納時はコの字が脚の角度が大きくなる方へ脚を回転させるので問題はなさそうです.ただ,格納時サーボへの負荷が大きくなるため,左右で動作のタイミングをずらしました.
新たな問題も発覚しました.
・荷重がかかった状態だと,下脚が上脚に対してねじれた状態で挿さるため,重なり代や角など丸まった部分が,上脚の内側とかみ合いピンが抜けない,ピンが抜けても短縮しないことがある.
・ワイヤーの調整次第では,十分にピンを引けず,格納と同時に短縮されてしまうことがある.
対策として,
・下脚の重なり代や角のふくらみを小さくするためヤスる.
・ワイヤーの張りを大きめに調整する.
明日の動作試験で対策の妥当性を確認する.
<反省点>
実は全組で起きたトラブルは以前にも起きていた.
実際の荷重をかけた状態で機体を前後させたところ,予備左脚が勝手に格納し,0番が落下しかけたことがあった.このとき,尾翼班長のファインプレーにより0番は守られた.
本番脚で同様の動作を行った際は起こらなかったため,以下の要因が考えられた.
・脚の長さがコの字に対して2mm足りていなかった.
・サーボにトルクがかけていない状況で行っていたため,コの字が回転した.
対策として,アルミ角材で不足分を延長した.しかし,その妥当性を試験を通して確かめることはしなかった.鳥コン1ヶ月前に0番が落下する可能性があることは避けたいという思いがあったこともあるが,これ以上に,自分の中にこの対策で問題ないだろうという根拠のない自信があった.このとき,必要性を強調して試験を行い,実際の状態を確認した上で対策の妥当性を確かめていれば,全組のようなトラブルは未然に防げたと思う.
過信した自分の甘さが今回のトラブルを引き起こし,結果チームに大きな迷惑をかけることとなってしまった.脚班長として深く反省しています.
QX-24の新脚班長には根拠を持って判断をすることを大切にしてほしい.